エビデンスはポイントを押さえて作成をすることで、周りと比べて1ランク上のエビデンスが作成できるようになります。
エビデンスを作成する意図について
まず初めに、テスト結果エビデンスを作成する意図について考えます。
テストを実施したというエビデンスを残すだけでは足りない
テスト結果のエビデンスはテストを実施したという実績を残すだけでは足りません。
報告などで口で説明を受けながらであれば、その時は問題ないことは確かですが、
テスト結果エビデンスが一番活躍するタイミングは、システムに「不具合」が発生して、
原因調査などをする際に活躍します。ある程度、時間が経ったタイミングで不具合が発生した際、
テスト結果エビデンスを確認しても、人間は忘れる生き物でもあるので、内容が分からず、調査に時間がかかってしまいます。
エビデンスとは、時間が経った後に確認をしても内容が読み解けるものがベターです。
一番見せたいポイントを強調しよう
エビデンスを作成する際に、一番見せたいポイントや重要なポイントを目立つようにしましょう。
以下は「Excel」を使用した場合に気にしておくといいかもしれません。
吹き出しや赤枠で装飾を行う
図のように赤枠や吹き出しでポイントを付けると見せたい部分に
視点を誘導できるのでぜひ実践してみましょう。
ちなみに目盛線のチェックを外すのは本当におすすめです。
合わせてこちらの設定もしておくと、より綺麗な仕上がりになります。
吹き出し内の文章については最後に句点を付けると、どこまでが文章か一発でわかるのでおすすめです。※図形が小さくなると文字が途切れてしまうことがあるため。
1ランク上のエビデンスを作成して周りと差をつけよう
テストを実施した後、結果報告を上司などにレビューすると思います。
その際に、結果報告を受ける側はこのエビデンスの内容について全てを理解しているわけではありません。
そのため、テスト実施した結果の画像を貼り付けているだけで、
『どんな操作をしたのか』『どんな意図でこの確認をしているのか』が分からないという話を私の周りでも良く聞きます。
そんなときに、上述したポイントに気を付けて作成をすると、上手く伝わりやすいと思いますし、周りと1ランク上のエビデンスを作成することで「おっ?」っと思わせることができます。