Excelの名前定義でスマートなVBAプログラミング!名前の管理と取得方法徹底解説

Excelの名前定義を活用することで、セルに名前を付けてVBAコードをより簡単で柔軟に記述できます。このブログでは、「vba 名前の管理 取得」について、名前の管理画面での名前定義の扱いから、VBAで名前の定義を取得・操作する方法まで幅広く解説します。どうぞ、最後までご覧いただき、Excelの名前定義をうまく活用して効率的なプログラミングを実現しましょう。

1. セルに名前を付ける方法

spreadsheet

セルに名前を付けることは非常に簡単です。以下の手順に従ってください。

  1. メニューバーの下部にある「名前ボックス」を探します。
  2. 「名前ボックス」に、セルに付けたい名前を入力します。例えば、日付を入れるセルに「rngB_DateFrom」という名前を付けたい場合は、「名前ボックス」に「rngB_DateFrom」と入力します。

この名前は、そのセルに対してVBAで簡単に参照するために使用されます。名前付きセルを使用するVBAコードの例を以下に示します。

VBA
Dim datFrom As Date
datFrom = wsBoku.Range("rngB_DateFrom").Value

名前の付いたセルが移動しても、名前との関連は変わりません。そのため、VBAコードを変更する必要はありません。一方、セルのアドレスを使用する場合、セルの位置が変わるたびにVBAコードを変更する必要があります。

名前の定義を活用することで、VBAコードの柔軟性を高めることができます。セルの位置が変わってもVBAコードの変更作業を省くために、積極的に名前の定義を使用しましょう。

以上がセルに名前を付ける方法の基本的な説明です。次のセクションでは、名前の管理画面について説明します。

2. 名前の管理画面について

Excel

名前の管理画面は、Excelの数式メニューからアクセスすることができます。また、ショートカットキー"Ctrl + F3"でも開くことができます。

この画面では、セルに付けた名前の修正、削除、あるいは新規作成が行えます。名前の範囲が「ブック」となっている理由は、名前がブックにぶら下がったものであることを表しています。

名前の管理画面でできること:
1. セルに付けた名前の修正
2. セルに付けた名前の削除
3. セルに新しく名前を付ける

名前の範囲は「ブック」となっているため、名前はブック全体で有効です。ただし、名前は基本的にWorkbookオブジェクトのメンバーとして作成されますが、Worksheetオブジェクトのメンバーにもなる場合があります。

名前の管理画面で確認することができる名前や参照範囲は、Nameオブジェクトとして作成されます。

注意点として、Worksheetオブジェクトで名前が作られてしまった場合には、それを全て削除してWorkbookの名前で統一することがおすすめです。名前の管理画面では、Excelの名前の付け方や管理方法を見直すことができます。

3. VBAで名前の定義を扱う方法

programming

VBAを使用して名前の定義を追加、削除、一覧作成、変更、存在チェック、範囲指定する方法を学びましょう。

3.1. 名前の定義とは?

名前の定義とは、セル範囲に付けられた名前のことです。通常、数式バーの左端にある[名前]ボックスをクリックして手動で名前を付けることができます。名前を付けることで、範囲を参照する際にセルのアドレスではなく名前を使用することができます。

3.2. 名前の定義を追加する方法

名前の定義を追加するには、Addメソッドを使用します。以下のコードは、VBAで名前を追加し、名前を付けた範囲に移動する例です。

```vba
Sub macro20200607a()
' 名前の定義を追加する
Dim sh_name As String
Dim rng As String
sh_name = ActiveSheet.Name
rng = ActiveSheet.Range("A1:C10").Address

' 名前の定義を追加
ActiveWorkbook.Names.Add _
Name:="name1", _
RefersTo:="=" & sh_name & "!" & rng

' 名前の範囲に移動
Application.Goto Reference:="name1"

End Sub
```

3.3. 名前の定義を削除する方法

名前の定義を削除するには、Deleteメソッドを使用します。次のコードは、名前"name1"を削除する例です。

vba
Sub macro20200607b()
' 名前の定義を削除
ActiveWorkbook.Names("name1").Delete
End Sub

なお、名前を定義したシートを削除しても、名前は削除されずに残ります。ただし、参照元がない場合はREFと表示されます。

3.4. 名前の定義の一覧を作成する方法

名前の定義の一覧を作成するには、Namesコレクションを使用します。次のコードは、名前の一覧を表示する例です。

vba
Sub ListNames()
Dim nm As Name
For Each nm In ActiveWorkbook.Names
Debug.Print nm.Name
Next nm
End Sub

3.5. 名前の定義を変更する方法

名前の定義を変更するには、変更したい名前のRefersToプロパティを更新します。次のコードは、名前"name1"の定義を変更する例です。

```vba
Sub ChangeName()
Dim rng As Range
Set rng = ActiveSheet.Range("A1:B5")

' 名前の定義を変更
ActiveWorkbook.Names("name1").RefersTo = "=" & rng.Address

End Sub
```

3.6. 名前の定義の存在チェック

名前の定義の存在をチェックするには、Namesコレクションを使用し、名前が存在するかどうかを判定します。次のコードは、名前"name1"が存在するかどうかをチェックする例です。

```vba
Sub CheckNameExists()
Dim nm As Name
Dim nameExists As Boolean
nameExists = False

' 名前の定義をチェック
For Each nm In ActiveWorkbook.Names
    If nm.Name = "name1" Then
        nameExists = True
        Exit For
    End If
Next nm

' 結果を表示
If nameExists Then
    MsgBox "名前が存在します"
Else
    MsgBox "名前が存在しません"
End If

End Sub
```

3.7. 名前の定義を使って範囲を指定する方法

名前の定義を使用して範囲を指定するには、定義した名前をRangeオブジェクトに代入します。次のコードは、名前"name1"で定義された範囲に値を設定する例です。

```vba
Sub SetRangeValue()
Dim rng As Range
Set rng = Range("name1")

rng.Value = "Hello, World!"

End Sub
```

これらの方法を使って、VBAで名前の定義を操作することができます。名前の定義を利用することで、変更に強いコードを作成することができますので、ぜひ活用してみてください。

3.1. 名前の定義とは

Excel

名前の定義とは、セル範囲に付けられる名前のことです。通常、セル範囲を指定する際にはA1形式の参照を使用しますが、名前を付けることでその名前を使って範囲を指定することができます。

名前の定義は、以下の方法で行うことができます。

  1. 手動で設定する方法:Excelの数式バーの左端にある名前ボックスをクリックし、名前を直接入力してエンターキーを押すことで名前を付けることができます。

  2. 名前の管理画面から設定する方法:Excelの名前の管理画面には、ブックの名前付き範囲とワークシート固有の名前付き範囲の2種類の名前が表示されます。それぞれの名前付き範囲を選択し、設定や削除などの操作を行うことができます。

名前の定義をすることで、セルのアドレスを覚える必要がなくなり、計算式やプログラムコードの可読性を向上させることができます。

また、名前の定義はVBA(Visual Basic for Applications)でも扱うことができます。VBAを使用することで、名前の定義を追加したり削除したり、名前を使って範囲を指定したりすることができます。VBAを使うことで、名前付き範囲を柔軟に操作することができます。

3.2. 名前の定義を追加する方法

programming

名前の定義を追加するには、Excel VBAのAddメソッドを使用します。名前の定義を追加するためのサンプルコードは次の通りです。

```vba
Sub 名前の定義の追加()
' 名前の定義を追加する
Dim sh_name As String
Dim rng As String

sh_name = ActiveSheet.Name
rng = ActiveSheet.Range("A1:C10").Address

' 名前の定義を追加
ActiveWorkbook.Names.Add Name:="name1", RefersTo:="=" & sh_name & "!" & rng

' 名前の範囲に移動
Application.Goto Reference:="name1"

End Sub
```

上記のコードでは、名前の定義を追加して指定した範囲に移動します。具体的には、現在アクティブなシートのA1:C10の範囲に"name1"という名前の定義を追加します。

名前の定義を追加するためには、Addメソッドに以下の2つの引数を指定します:

  • Name: 追加する名前の定義の名前を指定します。
  • RefersTo: 名前の定義が参照する範囲を指定します。

RefersTo引数では、範囲を指定する際に「シート名!範囲」という形式で指定します。上記の例では、[シート名]![範囲]という形式で指定しています。

名前の定義が追加されると、その範囲に移動するためには、Application.Gotoメソッドを使用します。

名前の定義を追加すると、その名前を使って範囲を参照することができます。名前の定義を活用することで、VBAの処理をより柔軟に行うことができます。

まとめ

名前の定義を活用することで、VBAコードの柔軟性を高めることができます。セルの位置が変わってもVBAコードの変更作業を省くために、積極的に名前の定義を使用しましょう。名前の定義を追加、削除、一覧作成、変更、存在チェック、範囲指定する方法を学びました。これらの方法を使って、VBAで名前の定義を操作することができます。名前の定義を利用することで、変更に強いコードを作成することができますので、ぜひ活用してみてください。

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